外壁塗装の塗り方〜スプレー〜
外壁塗装を行う際の方法としては、一般的にローラーや刷毛で塗ることが多いものですが、面積の広い外壁を塗装する場合にはスプレーが使用されることも少なくありません。
スプレーは一度に広い範囲の塗装が可能であり、粘着性の高い塗料を霧状にして吹き付けることができるために薄く均等に壁面に吹き付けることができるというメリットがあります。その為、乾燥時間が短く、短時間で塗装を仕上げたい場合に向いています。
しかし、スプレーは周囲への飛散が起こる為飛散防止の養生などを注意深く行わなければならないことや、ムラが出やすいために塗装方法に十分な注意が必要なことが挙げられます。周囲への飛散は周囲の環境や風向きによっても大きな影響を受けるため、作業を始める前に十分に確認し、飛散しないようにすることが大切です。
また、スプレーは一見均等に塗料が噴出するためムラになりにくい印象がありますが実際には壁面に付着する塗料が角度や壁面との距離により大きく変わるため、壁面から一定の間隔を保ったまま塗布しないと塗料の広がり具合に差が出てしまい、均等に塗布することが難しいのです。その為、注意深く確認しながら作業を行う必要があります。
スプレーによる外壁塗装を行う際には、そのメリットとデメリットをよく把握して行う事が大切です。