外壁塗装の塗り方〜刷毛〜
昔から、人々がさまざまな場所にペンキ塗りをしてきたことを考えるまでもなく、刷毛で塗る方法は、一番歴史が長い塗装の方法です。
現代でも、素人の方などがDIYで作ったベンチや犬小屋など、いろいろな作品に塗装を施すときに、一番最初に頭に浮かべる道具が刷毛なのではないでしょうか。
そして、とにかく素人の方などが、外壁に色を付けるだけで良いというような、簡単な塗装をするのであれば、刷毛を使うことには問題が起こりません。
しかし、刷毛で塗装をして、完璧なまでに美しく仕上げようと思ったら、それは考えている以上に難しく、塗装の専門家である塗装職人の腕に左右されるといっても、おおげさなことではありません。
そこで、最近の塗装の方法としては、大きな場所を一面に同じ塗料で塗る場合には、刷毛ではなくローラーなどを使って塗り、細かな部分の仕上げは、大小さまざまな大きさの刷毛を使うことが一般的です。また、刷毛の素材としては、ナイロン製、動物の毛製などがあるので、塗る場所によっても使い分けをします。
刷毛塗りできれいに塗装をするには、熟練した職人の腕が必要であるということであり、その差は歴然としているのです。